高市早苗 櫻井よしこ決起大会 まとめ
候補者 | 主要政策 | 支持基盤 | 特徴 |
---|---|---|---|
高市早苗 | 憲法改正、経済安全保障、地方重視、エネルギー政策強化 | 保守派議員、地方議員、若者世代 | 初の女性総理候補、安倍路線継承、現実的かつ保守的 |
岸田文雄(参考) | 分配重視、外交力、経済対策 | 党主流派、中堅・ベテラン議員 | 現職総理、調整型リーダー |
石破茂(参考) | 農業振興、地方分権、安全保障政策 | 地方党員、一部保守系有権者 | 地方での人気高い、長年の総裁選候補 |
高市早苗決起大会2025 ― 自民党総裁選の行方を左右する歴史的集会

2025年9月21日、東京都内で高市早苗氏の自民党総裁選に向けた決起大会が開催されました。この集会は単なる選挙イベントにとどまらず、自民党の未来、そして日本の進路を決定づける大きな意味を持っています。
決起大会は午後7時からスタートし、会場には多くの国会議員、地方議員、支持者が集結しました。さらに全国29のサテライト会場とオンラインで結ばれ、北海道から沖縄まで全国の支援者が同時に参加。まさに全国規模で「高市早苗支持」の声を一つにするイベントとなりました。
自民党総裁選と今回の大会の位置づけ
今回の自民党総裁選は、9月22日に告示、10月4日に投開票を迎える極めて重要な選挙です。先の参議院選挙で自民党は厳しい結果を突きつけられ、党の求心力は大きく低下しました。その立て直しを図るため、また「保守政党としての自民党」を取り戻すために開催されたのが今回の決起大会です。
特に注目すべきは、地方議員や党員の声が力強く反映された点です。国会議員票だけではなく、全国の党員票が勝敗を大きく左右する総裁選において、この大会は全国的な支持の可視化を狙った戦略的イベントでもありました。
「日本列島を強く豊かに」― スローガンの意味
今回の決起大会で掲げられたスローガンは「日本列島を強く豊かに」です。一見すると単純な言葉のように思えますが、その裏には高市氏の政治哲学が込められています。
- 日本の隅々まで安心して暮らせる社会を実現する
- 福祉・医療・教育を誰もが享受できる環境を整える
- 地方経済を含めた成長戦略で地域格差を是正する
- 強い経済と強い国土を次世代に引き継ぐ
つまり、「列島」という言葉には全国津々浦々をつなぐ一体感という意味が込められており、東京中心ではなく、全国規模での繁栄を目指す姿勢が打ち出されています。
全国規模での支持基盤
この大会には、国会議員だけでなく各地域から多くの地方議員が参加しました。また、29のサテライト会場をオンラインで結ぶ形は、これまでの総裁選関連イベントにはなかった大規模な取り組みです。
地方議員からの支持表明が次々と発表され、名古屋市議団など一部組織が「高市支持」を正式決定したことも紹介されました。これは党員投票での優位を確立する上で極めて重要な流れです。
高市早苗氏の存在感
今回の決起大会で高市氏は「自民党の背骨を入れ直す」という力強い言葉を発し、党内外の支持者に深い印象を与えました。これまで「初の女性総理候補」として注目されてきましたが、それ以上に自民党再生の旗手としての存在感を鮮明に打ち出したと言えます。
また、桜井よしこ氏ら保守思想を代表する論客との連携も示され、「安倍晋三元総理の遺志を継ぐ存在」として支持層の結束を強めています。
まとめ
2025年の自民党総裁選は、自民党の未来を決めるだけでなく、日本の進路を左右する重大な選挙です。その幕開けを告げる高市早苗決起大会は、全国的な規模と圧倒的な熱気をもって開催されました。地方からの支持、国会議員の後押し、そして国民の期待を背負い、「日本列島を強く豊かに」というスローガンのもと、新たな自民党の姿を描き出す第一歩となったのです。
主催者挨拶と地方議員有志 ― 保守再生を訴える声

高市早苗決起大会の冒頭、主催者として挨拶に立ったのは「地方議員有志の会」の代表である松田義明・神奈川県議会議員でした。彼は、自民党が本来持っていた保守政党としての原点を取り戻すべきだと強調し、多くの地方議員が高市氏支持を表明している現状を紹介しました。
「このままでは日本が危うい」― 地方からの危機感
松田氏は、自民党が推進しようとしてきたLGBT理解増進法や選択的夫婦別姓などの政策について「このままでは日本の社会基盤が揺らぐ」と警鐘を鳴らしました。彼の言葉は次のようなものでした。
「私たち地方議員は、国民の暮らしに一番近い場所で活動しています。その現場感覚から見ても、国会で進められている一部の政策は日本の伝統や家族制度を壊しかねない。だからこそ高市先生を支え、日本を守らなければならないのです。」
この発言には会場の多くの参加者が力強く頷き、拍手が巻き起こりました。地方の現場から感じる危機感は、国政の舞台においても無視できない重みを持っています。
3,000人を超える地方議員の署名活動
「地方議員有志の会」は、かつて選択的夫婦別姓の議論が国会で本格化した際に反対署名を全国で集め、3,000人以上の地方議員の賛同を得た実績があります。この運動は単なる署名活動ではなく、全国の基礎自治体から国会へ直接「地方の声」を突きつけた象徴的な事例でした。
今回の総裁選においても、そのネットワークが生かされ、地方議員を中心に「高市支持」が一気に広がっています。特に地方議員は党員票の取りまとめに直結する存在であり、彼らの動きは選挙の行方を大きく左右することになります。
サテライト会場の存在感
今回の決起大会では、東京会場に参加できない地方議員や党員のために全国29のサテライト会場が設置されました。松田氏は「この場に来られなかった仲間も全国各地で同じ思いを共有している」と語り、スクリーン越しに映し出された各地の会場が会場の熱気をさらに高めました。
サテライト会場の中には、100名以上の議員や支持者が集まった地域もあり、オンラインとリアルを組み合わせた「新しい政治集会の形」としても注目されました。
名古屋市議団の正式支持
さらに、松田氏は名古屋市自民党議員団が正式に高市氏支持を決定したことを報告しました。地方の議員団として公式に支持を打ち出すのは大きなインパクトであり、全国の支援体制を一層強固なものにしました。
「鋼の女」としての期待
挨拶の中で松田氏は、高市氏を「鉄の女」ならぬ「鋼の女」と表現しました。これは単なる女性リーダー像を超え、日本を立て直す強い意志と実行力を持つ政治家としての高市氏の姿を象徴するものです。
「我々は地方議員の力で党員票を固め、高市早苗を圧倒的1位に押し上げる。日本を守るためには、鋼の強さを持つリーダーが必要だ。」
地方議員の役割と総裁選への影響
地方議員は国会議員と違い、直接的な投票権はありません。しかし、彼らが日々接しているのは党員や地域住民であり、党員票を動かすカギを握る存在です。今回の決起大会は、そのネットワークを総動員し、全国的な「高市支持」のムーブメントを形成するための出発点となりました。
まとめ
主催者挨拶を通じて浮き彫りになったのは、国政の枠を超えて地方から湧き上がる「危機感」と「期待」です。LGBT法案や夫婦別姓といった社会制度の議論を契機に結束した地方議員たちは、今回の総裁選で再び大きな役割を果たそうとしています。
地方からの声を背に、高市早苗氏は「日本列島を強く豊かに」という旗を掲げ、自民党再生に挑みます。保守再生の象徴としての決起大会は、単なるイベントではなく、党員投票に直結する実戦型の選挙活動であることが明確になりました。
国会議員からの支持表明 ― 広がる高市早苗支持の輪

高市早苗決起大会の大きな特徴の一つは、全国各地から集まった国会議員による相次ぐ支持表明です。会場には与党の有力議員が次々と登壇し、直接的な応援メッセージを発信しました。これは総裁選における「議員票」獲得戦略の一環であると同時に、党員や支持者に対して「本気度」を示す重要な演出でもありました。
次々と名前を連ねる国会議員
会場では古屋圭司氏、山谷えり子氏、片山さつき氏、小野田紀美氏、杉田水脈氏など、自民党の保守派を代表する議員が次々と紹介されました。彼らはそれぞれカメラに向かって力強くアピールし、オンラインで視聴する全国の党員や地方議員に対して「高市支持」を訴えました。
また、加藤勝信氏や高木毅氏など党の中堅・実務派の議員も姿を見せ、単なる一部派閥の運動ではなく、党内の幅広い層から支持が広がっていることを印象づけました。
議員票の重みと影響力
自民党総裁選は国会議員票と党員票で争われます。国会議員票は総数が約380票あり、1票の重みは極めて大きいと言われます。そのため、党員票でいかに優位に立っても、議員票を一定数確保しなければ勝利は難しいのが現実です。
今回の決起大会で多くの議員が顔を揃えたことは、党内での高市氏の存在感と信頼感を示すものにほかなりません。特に、保守系論客として知られる桜井よしこ氏との連携を示したことで、「安倍晋三元総理の路線を引き継ぐリーダー」という立ち位置を鮮明にしました。
党員へのメッセージとしての意味
国会議員による支持表明は、単に票数を積み重ねるためだけのものではありません。それは党員や国民に向けたシグナルでもあります。「あの議員が支持しているなら間違いない」「保守本流の流れを継ぐのは高市氏だ」といった印象を広める効果が大きいのです。
特に地方党員の中には、普段から国会議員の動向に注目している層が多く、誰がどの候補を支持しているのかが投票行動を左右します。今回の大会で国会議員が公然と支持を打ち出したことは、党員票拡大への大きな追い風となります。
女性議員からの強い後押し
小野田紀美氏や杉田水脈氏ら女性議員による応援も印象的でした。彼女たちは「日本初の女性総理誕生」を期待しつつも、単に女性だから支持するのではなく、これまでの実績や政策遂行能力を重視している点を強調しました。
「女性が住みやすい社会は男性にとっても住みやすい社会。高市早苗氏はその未来を切り拓く力を持っています。」
この言葉は、多様性を重視する時代の流れに沿いながらも、家族制度や国家の基盤を守る保守的な視点を崩さない高市氏の立場を象徴するものでした。
「自民党再生」の旗手としての期待
国会議員たちのスピーチには共通するテーマがありました。それは「自民党再生の旗手は高市早苗である」という点です。参議院選挙での厳しい敗北を受け、党の求心力は低下し、支持基盤は揺らいでいます。その中で保守本流を取り戻す存在として高市氏に期待が集まっているのです。
議員たちは「安倍晋三元総理の志を継ぐ存在」「日本を守れる唯一のリーダー」として高市氏を位置づけ、聴衆の心をつかみました。
まとめ
決起大会における国会議員の支持表明は、単なる儀礼的な挨拶ではなく、総裁選に向けた実質的な支援表明でした。議員票を確実に積み重ねると同時に、全国の党員に向けて「高市支持の流れ」を強く印象づける効果を発揮しました。
女性議員を含む幅広い層の国会議員が賛同したことで、高市早苗氏は「党の再生を託せる候補」としての存在感をさらに強めています。次に続く本人の決意表明と政策ビジョンは、この流れを一層加速させるものでした。
高市早苗氏の決意表明 ― 「日本列島を強く豊かに」への覚悟

決起大会のハイライトは、もちろん高市早苗氏本人による決意表明でした。壇上に立った高市氏は、力強い言葉で自民党総裁選に挑む決意と、日本の未来をどう築いていくかを語り、会場を大きな拍手で包み込みました。
「自民党の背骨を入れ直す」
冒頭、高市氏は「自民党の背骨を入れ直す」と力強く宣言しました。これは、党の求心力が低下し、支持者からも批判が強まる現在の自民党の姿を鋭く指摘したものです。
彼女は、自民党が本来の保守政党としての姿を見失い、国民からの信頼を損ねてきた現状を厳しく反省。そのうえで、「立党の原点に戻り、再び国民に信頼される政党に立て直す」と誓いました。
「日本列島を強く豊かに」スローガンの真意
今回の決起大会で掲げられたスローガンは「日本列島を強く豊かに」。この言葉に込められた意味について、高市氏は次のように説明しました。
- 日本全国の隅々まで安全で安心して暮らせる社会を実現する
- 医療・福祉・教育を地域格差なく提供する
- 地方にも成長の種をまき、全国的な経済発展を実現する
- 強い経済と強い国土を次世代へ引き継ぐ
つまり、「東京一極集中」から脱却し、全国の地域を結び付けながら成長していくという構想です。これは長年にわたり地方を歩いてきた高市氏だからこそ語れるメッセージであり、会場の地方議員や全国のサテライト会場の参加者に深く響きました。
生活者目線の政策課題
高市氏は全国遊説や参院選を通じて「国民の生活がわかっていないのではないか」という声を何度も耳にしたと述べました。特に次のような課題を挙げています。
- 将来への不安が強まり、若者が結婚や出産に踏み切れない
- 生活費や教育費の負担が重く、家計が圧迫されている
- 中小企業や地方経済の停滞が続き、雇用の場が失われている
こうした国民の声を受け止めるためにこそ、自民党が再び「国民政党」へ立ち返らなければならないと強調しました。
国民生活を支える具体的ビジョン
高市氏の演説には、抽象的なスローガンだけでなく、具体的なビジョンも盛り込まれました。
福祉・医療においては「誰もが必要なサービスを受けられる体制」を整備し、教育については「質の高い教育を全国どこでも受けられる環境」を保障することを約束。また、経済政策としては「地方にも成長の芽を育て、地域ごとの特性を生かした産業振興」を掲げました。
さらに、雇用の創出や新しい成長産業の開拓についても触れ、特にデジタル分野や安全保障産業など次世代型の経済基盤を築くことを強調しました。
初の女性総理候補としての自覚
高市氏は「日本初の女性総理候補」として注目されていますが、彼女自身は性別を前面に押し出すのではなく、能力と実績で勝負する姿勢を明確にしました。
「女性だから総理になりたいのではない。日本を守り、豊かにするために立候補した。」
この言葉に会場からは大きな拍手が起こり、聴衆の心を強くつかみました。
全国との一体感を演出
決起大会は東京会場だけでなく、全国29のサテライト会場とオンラインでつながっていました。高市氏は各地に向けても感謝の言葉を述べ、「日本列島の隅々まで安心して暮らせる社会をつくる」というビジョンを全国規模で共有しました。
地方議員や党員票を重視する姿勢が鮮明であり、単なる「東京発の政治家」ではなく、全国の声を背負うリーダーであることを印象づけました。
まとめ
高市早苗氏の決意表明は、自民党再生への強い覚悟と、日本列島を隅々まで豊かにするという具体的なビジョンを示すものでした。「背骨を入れ直す」という力強い言葉は、自民党支持者だけでなく、政治に不信感を抱く国民の心にも響く内容です。
このスピーチを通じて高市氏は「日本を託せるリーダー」としての存在感を確立し、総裁選に向けて大きな弾みをつけました。次に行われた桜井よしこ氏とのトークセッションでは、さらに具体的な政策論争が展開されていきます。
桜井よしこ氏とのトークセッション ― 保守思想と政策論争の核心

高市早苗決起大会の中でも特に注目を集めたのが、ジャーナリスト桜井よしこ氏とのトークセッションでした。40分以上にわたる対話は、単なる応援演説にとどまらず、日本の未来をどう切り開くのかを深く掘り下げる内容となり、会場の熱気は最高潮に達しました。
安倍晋三元総理の志を継ぐ
冒頭、桜井氏は「今日は安倍晋三元総理の誕生日である」と触れ、彼の遺志を受け継ぐ存在として高市氏を強く支持する姿勢を示しました。高市氏自身も「安倍総理と共に歴史教育や憲法問題を議論してきた」と振り返り、その志を「守り、未来へつなぐ」決意を語りました。
このやりとりは、安倍支持層に対して「保守の正統な後継者」というメッセージを発信する意味を持ちました。
夫婦別姓問題への立場
トークセッションの中で取り上げられた大きなテーマの一つが夫婦別姓問題です。高市氏は過去に「通称使用を法的に認める法案」を自ら起草した経験を紹介しつつ、次のように述べました。
「家族は一つの単位でまとまるべきという考えは変えていない。ただし、仕事や社会生活において通称を使える制度を整備すれば不便は解消できる。」
つまり、完全な夫婦別姓には反対の立場を取りながらも、現実的な代替策を提示する柔軟な姿勢を示したのです。この発言は、伝統的な家族制度を守りたい層と、社会の利便性を求める層の双方に配慮した現実的な回答でした。
皇室制度の維持と男系継承の意義
次に議論が及んだのは皇室制度についてです。高市氏は「126代続く男系継承は世界に誇る伝統であり、私たちの世代で絶やすことはできない」と強調しました。
また、桜井氏は聖徳太子の「十七条憲法」や明治維新の「五箇条の御誓文」に触れ、日本の統治の基盤が「民の声を尊重する伝統」にあることを解説。皇室の存在がそれを支えてきたと指摘し、「皇室は日本の国柄そのものだ」と訴えました。
高市氏もこれに同意し、「皇室制度を守ることは、日本人の誇りを守ること」と語りました。
憲法改正の必要性
議論はさらに憲法改正へと進みました。高市氏は「自民党の存在意義は憲法改正にある」と強調し、野党時代にまとめた自民党憲法改正草案を「今でも大切に思っている」と述べました。
特に次の課題を挙げました。
- 自衛隊の憲法明記 ― 現状では根拠が曖昧で、自衛官の誇りを守れない
- 緊急事態条項の導入 ― 災害や有事に対応できる法的基盤が必要
- 時代に即した改正 ― 通信の秘密など、インターネット時代に対応できていない条文の見直し
桜井氏は「憲法改正こそが自民党の本来の姿を取り戻す試金石であり、高市早苗にしか成し遂げられない」と強調しました。
外国人による土地買収問題
もう一つ大きなテーマとなったのが外国人による土地買収問題です。特に中国資本による北海道や観光地の土地買収が深刻化している現状に対し、高市氏は次のように答えました。
「国防や経済安全保障の観点からも、無制限に外国人が土地を取得できる現状は危険。WTOの制約を踏まえつつ、安全保障例外を活用し規制を強化すべきだ。」
これは従来から高市氏が取り組んできたテーマであり、党員や国民からの強い共感を呼びました。
エネルギー政策への明確な姿勢
再生可能エネルギーについても議論が交わされました。高市氏は「無秩序に太陽光パネルを設置することは景観や安全保障上のリスクがある」と指摘。そのうえで次の方向性を示しました。
- 日本発のペロブスカイト太陽電池の普及促進
- 安全性が確認された原子力発電所の活用
- 将来的には核融合エネルギーの実用化を目指す
この発言は「現実的かつ未来志向のエネルギー政策」として高く評価されました。
まとめ
桜井よしこ氏とのトークセッションは、単なる応援ではなく、日本の将来に関わる核心的な政策論争の場となりました。夫婦別姓、皇室、憲法改正、土地規制、エネルギーといった多岐にわたるテーマに対し、高市氏は保守的価値観を基盤にしつつ現実的な解決策を提示しました。
この対話を通じて浮き彫りになったのは、「日本を守り、未来を切り開くリーダーは誰か」という問いに対する明確な答えです。会場の空気は一層引き締まり、「高市早苗こそ日本を託せる存在だ」という認識が共有されていきました。
全国各地からの応援リレー ― 地方議員が語る「高市早苗への期待」

高市早苗決起大会の大きな特徴は、東京会場だけでなく、全国29のサテライト会場とオンラインでつながり、各地の地方議員や党員が次々と応援メッセージを寄せた点です。北海道から沖縄まで、地域の現場を知る議員たちが課題を共有し、「日本列島を強く豊かに」というスローガンの実現を託す声が相次ぎました。
北海道 ― 広大な土地と外国資本問題
北海道会場では、中村博幸衆議院議員や地元議員が登壇し、強い危機感を訴えました。特に問題視されたのは、中国資本による土地買収です。観光地や水源地が次々と外国企業に取得され、経済安全保障や環境保全に影響を及ぼしている現実が語られました。
参加者は「国を守り抜く総裁は高市早苗しかいない」と断言。会場の熱気は東京にも届き、全国に広がる危機意識を共有する場となりました。
新潟 ― 地方経済の逆転を期待
新潟県長岡市の会場には100名を超える参加者が集まりました。加藤直市議は「昨年、自民党が逆転できなかったからこそ今の混乱がある。次こそ高市総裁で党を立て直すべき」と力説しました。
新潟の課題は地方経済の停滞と人口減少。高市氏が掲げる「地域ごとの成長戦略」への期待が強く、「東京だけでなく地方を見据えた政策を実行できるのは彼女だ」という声が相次ぎました。
石川 ― 保守層の結束
石川県会場では複数の地方議員が登壇し、「高市一択だ」と強い支持を表明しました。特に強調されたのは経済安全保障と伝統の保守。能登半島地震からの復興が続く中、地方創生と防災を重視するリーダーが必要であり、「強い経済を担保できるのは高市氏だけ」というメッセージが発せられました。
京都 ― 物価高と格差拡大への不安
京都府の地方議員からは「国民生活を圧迫する物価高と賃金停滞」を問題視する声がありました。特に「この30年間、手取り収入が減り続け、生活の希望が失われている」との指摘は会場全体の共感を呼びました。
「日本らしさを取り戻し、希望の持てる国に導いて欲しい」と訴え、高市氏の経済政策に大きな期待を寄せました。
大阪 ― 技術革新と未来志向
大阪会場では、地元議員たちがテクノロジーと産業政策における高市氏の知見を評価しました。特に「ディープテックやゲームチェンジャー領域に精通している政治家は高市氏しかいない」との発言が注目されました。
関西は伝統産業と先端産業が共存する地域であり、産業振興においても現実的かつ未来志向のリーダーが求められています。大阪からの熱い声援は「経済立て直しは高市しかない」という強いメッセージとなりました。
兵庫 ― 自民党復活への決意
兵庫会場では「高市政策でなければ自民党の復活はありえない」と明確に断言されました。阪神淡路大震災を経験した地域らしく、防災や国土強靱化に力を入れるリーダーを求める声も多く、高市氏が掲げる「強い国土づくり」と共鳴しました。
福岡 ― 若い世代の期待
福岡会場では「子どもたちの未来を見据えた政治を」との訴えがありました。特に党員獲得活動に積極的な若手議員たちが、「高市総裁の誕生こそが日本再生の鍵だ」と強調しました。
九州では外国人労働者の増加や人口流出が大きな課題となっており、秩序ある共生社会の構築と安全保障を両立できるリーダーとして高市氏に期待が寄せられています。
沖縄 ― 安全保障の最前線から
沖縄会場では「南の要衝を守るには強いリーダーシップが必要」との声が上がりました。中国の海洋進出や米軍基地問題など、沖縄特有の安全保障課題を背景に、「日本を安全な国に導けるのは高市氏だ」と断言されました。
特に「沖縄の防衛は日本全体の防衛」というメッセージは全国の参加者に強い印象を残しました。
地方議員の声が示すもの
全国各地の応援リレーに共通していたのは、地域ごとに異なる課題を抱えつつも、「高市早苗にしか解決できない」という確信でした。土地買収問題、物価高、地方経済の停滞、エネルギー政策、安全保障――これら多様な課題に現実的に向き合う姿勢が高く評価されたのです。
また、地方議員こそが党員や有権者と最も近い存在であり、その支持が高市氏に集まっていることは総裁選の行方を大きく左右する要素となります。
まとめ
全国29会場から届けられた応援の声は、「日本列島を強く豊かに」というスローガンを地域ごとに具体化したものでした。北海道の安全保障、新潟や京都の経済課題、大阪の技術革新、沖縄の防衛――それぞれの課題を背負う議員たちが共通して「高市早苗こそ解決の鍵」と訴えたことは、総裁選において大きな意味を持ちます。
この応援リレーによって、高市早苗氏が単なる一候補ではなく「全国規模で信頼を寄せられるリーダー」であることが鮮明になりました。
若者世代からの応援 ― 「未来を託せるリーダーは高市早苗」

決起大会のクライマックスの一つとなったのが、若者代表によるスピーチでした。壇上に立ったのは、2002年生まれの23歳・佐々ハルト氏。彼は同世代を代表して「未来を担う世代が高市早苗を支持する理由」を熱く語り、会場全体に大きな感動を与えました。
安倍晋三政権を支持してきた20代・30代
佐々氏はまず、自身が政治に関心を持った時期を振り返り、「そのとき日本のリーダーは安倍晋三総理だった」と語りました。20代・30代の世代は、安倍政権の経済再生・外交力・現実的な安全保障政策を高く評価してきたと指摘します。
実際、世論調査でも若い世代ほど安倍政権を支持していたことが明らかになっており、「日本の未来を任せられる」という信頼感が強かったのです。その流れを受け継ぐ存在として高市氏が位置づけられていることは、若者世代の支持を集める大きな理由です。
バブルを知らない世代の閉塞感
20代・30代の世代は、バブル経済や高度成長を経験していません。彼らにとって「日本が世界の頂点にあった時代」は教科書やドキュメンタリーの中にしか存在せず、現実には長引くデフレ、賃金停滞、そして将来不安の中で生きています。
佐々氏は「私たちはジャパン・アズ・ナンバーワンを知らない」と語り、「だからこそこれから日本を上昇させていくリーダーが必要だ」と訴えました。そのリーダー像として高市早苗を強調したのです。
未来を切り開く政策への期待
若者世代の支持が高市氏に集まるのは、単に保守的な姿勢だけではありません。むしろ現実的かつ未来志向の政策に期待が寄せられています。
- 強い経済の再建 ― 中小企業支援と成長産業の育成
- 教育と人材投資 ― 質の高い教育を全国で受けられる体制
- デジタル分野の発展 ― 次世代産業やディープテックへの戦略投資
- 安全保障政策 ― 現実的な国防と外交力による抑止
こうした施策は、就職やキャリア形成を直撃する若者世代にとって切実なテーマです。「働く場所があり、安心して家族を持てる社会を作って欲しい」という声が会場からも多数聞かれました。
「高市こそ未来を託せる」
佐々氏のスピーチのクライマックスは、次の言葉でした。
「未来の日本を誰に託せるのか。私たち若い世代は答えを持っています。それは高市早苗さんです。」
この力強いメッセージは、会場全体から大きな拍手を呼び起こしました。オンラインで視聴していた全国の若者からもSNSで反響が相次ぎ、「自分たちの世代が政治を動かす時だ」という機運が広がりました。
若者支持の広がりが意味するもの
従来、自民党は高齢層の支持基盤が厚いとされてきました。しかし、今回の決起大会では若者からの支持が前面に押し出された点が注目されます。これは高市氏が「世代を超えて信頼されるリーダー」であることを示しています。
さらに、若者世代が自ら応援の声を上げることで、親世代や祖父母世代にも波及効果を及ぼし、「家族ぐるみの支持拡大」が期待されます。総裁選における党員投票でも、こうした草の根の広がりが決定的な影響を与える可能性があります。
まとめ
若者代表のスピーチは、「未来への希望を取り戻したい」という世代の切実な思いを代弁するものでした。バブルを知らず停滞の時代に育った20代・30代だからこそ、高市早苗の強い経済政策と現実的な安全保障に未来を託すのです。
決起大会を通じて明らかになったのは、高市早苗氏が単に「保守の象徴」ではなく、日本の次世代リーダーとして若者から熱烈に支持されているという事実でした。
この若者の声が総裁選の結果を左右する可能性は高く、次の歴史的転換点に向けて重要な意味を持っています。
必勝コールと総括 ― 歴史的瞬間へ向けて動き出す高市陣営

決起大会の最後を飾ったのは、会場全体が一体となって叫んだ「必勝コール」でした。壇上に登壇した国会議員や地方議員、若者代表らが肩を並べ、「なんとしてでも高市早苗を総裁に!」という掛け声が響き渡ると、東京会場はもちろん、オンラインでつながった全国29会場も同じ熱気に包まれました。
全国を結ぶ必勝コール
大会の締めとしてマイクを握ったのは、東京都議会議員・保井大輔氏。彼は「全国の力を結集して高市総裁を誕生させよう」と呼びかけ、会場全体が立ち上がり拳を突き上げました。
「高市早苗、必勝!必勝!」という声は何度も繰り返され、全国のサテライト会場の映像とともにライブ配信されました。その姿はまさに全国規模の草の根運動の象徴でした。
地方議員の役割の強調
この大会では、若手議員リーダーの小野田議員からも「地方議員が党員票の鍵を握る」という具体的なお願いが出されました。
- 地元国会議員への支持要請
- 党員への直接の働きかけ
- SNS・YouTubeなどを通じた情報拡散
この三点を地方議員に託すことで、全国の党員票を着実に積み上げる戦略が共有されました。これは従来の「中央主導型の選挙運動」とは異なり、地方主導で全国を動かす新しいスタイルを象徴しています。
若者応援団の登場が示す世代交代
さらに注目されたのは、若者応援団の存在です。学生や20代の党員が自発的に集まり、「未来を高市に託す」というスローガンを掲げたことは、自民党にとっても大きな転換点です。
これまで「高齢者の政党」と見られがちだった自民党が、若者世代の支持を集めているという事実は、党の将来にとっても重要な意味を持ちます。
「初の女性総理」誕生への期待
会場では、「日本初の女性総理」を誕生させたいという期待の声も数多く聞かれました。しかし高市氏自身は「女性だからではなく、日本を守るために立候補した」と強調し、能力と覚悟で挑む姿勢を見せました。
その姿勢は多くの参加者の心を打ち、単なるジェンダーの象徴ではなく、真に日本を託せるリーダーとして認識されるきっかけとなりました。
「日本列島を強く豊かに」への総括
今回の決起大会を通じて浮き彫りになったのは、スローガンである「日本列島を強く豊かに」という言葉が、単なるキャッチフレーズではないという点です。
北海道から沖縄まで、全国各地の課題は多様です。しかしそれぞれの問題に共通するのは「地域を守り、暮らしを豊かにしたい」という国民の願いです。高市氏はその願いを受け止め、地方重視・生活者目線の政策を打ち出すことで、国民に希望を与えました。
総裁選へ向けた布石
総裁選は、国会議員票と党員票の両方で争われます。大会では「地方票で圧倒的1位を取る」という目標が掲げられました。これは地方議員や党員の熱気がそのまま選挙戦の勝敗を左右することを意味しています。
全国から寄せられた応援の声と必勝コールは、まさに総裁選のスタートラインを告げる号砲でした。
まとめ ― 日本の未来を切り開く戦いへ
2025年9月21日の高市早苗決起大会は、単なる選挙イベントではなく、日本政治の転換点となる可能性を秘めた歴史的な集会でした。
安倍晋三元総理の遺志を継ぎ、保守の価値観を守りながら、現実的な政策で未来を切り開こうとする高市氏。その姿に全国の議員・党員・若者が共鳴し、「高市早苗しかいない」という空気が広がっています。
大会の最後に響いた「必勝!」の声は、単なる掛け声ではなく、日本列島を強く豊かにするための国民的な決意そのものでした。
いよいよ始まる自民党総裁選――その行方を左右するのは、この日の熱気を全国に広げられるかどうか。高市陣営は確かな一歩を踏み出しました。
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