退職後の国保加入では、自治体が認めていれば、健康保険の資格喪失証明書の代わりにマイナポータルの画面を使えます。ただし、自治体によって指定する画面が違います。たとえば渋谷区・横浜市は「健康保険証」の資格情報を、大阪市は「その他のわたしの情報」の「医療保険」の回答画面を案内しています。
この記事は、退職後の保険に国保を選んだ人向けです。まず住民票のある市区町村の案内で「国保に入るとき」を開き、画面の名前と提出方法を確認しましょう。マイナ保険証を利用登録済みでも、退職後の国保加入手続きは別に必要です。マイナポータルの公式FAQも、市区町村によって電子申請の方法が異なると案内しています。
確認:2026年11月7日。以下の3自治体は手続きの例です。
自治体が指定する画面を見分ける

| 自治体 | 用意する画面 | 提出前に確認 |
|---|---|---|
| 東京都渋谷区 | 「健康保険証」の資格情報 | 「有効終了日」から「保険者名」まで。窓口は原則印刷、オンラインは区の申請サイトで画像を添付。 |
| 横浜市 | 「証明書」→「健康保険証」の資格情報 | 国保に加入する全員分について、「有効終了日」が出る画面と「氏名」から「保険者名」までの写し。 |
| 大阪市 | 「その他のわたしの情報」→「医療保険」の取得(回答)画面 | 大阪市の案内では回答画面を提示または印刷。国保をやめる手続きの案内と混同しない。 |
ほかの自治体に住んでいるなら、公式サイトで「市区町村名+国保加入+資格喪失証明書」を検索します。画面が使える場合は、必要な項目・加入者全員分が必要か・窓口での提示か印刷かを確認してください。退職した本人だけでなく、旧保険で扶養されていた家族も国保に入る場合は、家族分の証明も忘れずに確認します。
有効終了日が出ないときは、勤務先と国保窓口へ確認

たとえば渋谷区では、「有効終了日」が表示されず「資格情報をPDFで保存」が出ている画面では、国保加入の代替書類にできません。旧保険の画面が残っていても、表示だけで退職後も使えると判断しないでください。
- 前の勤務先か以前の保険者へ:資格喪失の手続きが済んでいるか、資格喪失日を証明する書類をいつ発行できるかを確認します。
- 市区町村の国保窓口へ:「退職後に国保へ加入したいが、資格喪失証明書が未着で、指定画面にも資格の終了が出ない」と伝えます。別の書類や確認方法で受け付けられるか、何を持参すればよいかを聞きます。
書類がそろうまで何もせずに待つと、届出が遅れることがあります。大阪市は14日以内に書類がそろわない場合、期間内に区役所へ相談するよう案内しています。退職日から日数がたっているときや受診予定があるときは、画面の反映を待たず、早めにお住まいの国保窓口へ確認しましょう。
「有効終了日」と「資格喪失日」は1日違うことがある

例:10月31日に退職し、旧保険がその日まで有効だった場合。画面に旧保険の「有効終了日:10月31日」と出ていても、資格喪失日は11月1日です。申請フォームに「資格喪失日」とあれば、旧保険の有効終了日をそのまま転記せず、証明書や窓口の案内で確認してください。板橋区の国保加入案内では、退職による職場の健康保険の資格喪失日を退職日の翌日と示しています。
提出前に確認するのは、①自分の自治体が認める画面か、②旧保険の終了が確認できるか、③必要な家族分・項目・提出形式がそろっているか、の3点です。まだ退職後の保険を選んでいる段階なら、先に任意継続と国民健康保険の比較も確認してください。
図解は当サイト作成。実際のマイナポータル画面や個人情報は掲載していません。
